意識の高過ぎる後輩がマッチングアプリについて色々と教えてくれるというので取材してみた。
※この記事の内容はフィクションも誇張も含み、非常にフワッとしててアレですが基本的に取材内容そのままです。
クリスマスが近い。
どんどん近づいてきている。すごい近づいてきている。
そして世間ではそれを楽しみにするものと危機感を抱くものの2種類の人間がいるようだが、どうやら今年も私は後者のようだ。いや、もはや危機感というより、絶望に近いものをなうで感じている。その日も私は、この時期のテーマソングであるマライア・キャリーのアレを聴きながら「死んだ目」でPCを見つめ、仕事をしていた。
そんな私を見兼ねてか、後輩のM(年下)が声をかけてきた。
後輩M:「小林さん、顔つきが暗いですよ。クリスマスのことでお悩みですか?でしたら僕の話を聞いてください。諦めたらそこで試合終了です。小林さん、今こそ『マッチングアプリ』を使うんです。もはや手段はそれしか残されてません。一歩踏み出す勇気が持てないなら、この僕が説明しますよ?」
小林: ・・・ああ。ありがとう。でもやめとこうかな。。。(チッ!後輩の癖に、、、余計なお世話だバカヤロー)
後輩M:いいんですか?絶対後悔しますよ?
小林:ぐぬぬ、、、。
ということで(多少強引だが)、忙しい日々を送りながらもしっかりと出会いの機会を自ら創り出すことを怠らない「意識高い系(少しめんどくさい)」ビジネスパースンであるこの後輩に、彼の武器である
【マッチングアプリ】
について話を聴いてまいりましたので、その模様をレポートします。
~取材対象者M氏について~
①スペック
東京都目黒区在住。26歳の独身です。
仕事はインターネット広告のアカウント・エグゼクティブ(編集部注※要するに営業職)です。
②趣味
仕事です。もちろん、自分の最優先は仕事でしかない。いつも「ベストを尽くしたか?」って自分に問いかけてますよ。
③座右の銘
「one for all all for one」「一燈照隅」「呼吸をするかの如く『提案』しろ」
④必殺デートスポット
ここは秘密にしたいところですが、お気に入りは渋谷にある「Legato」ですね。
ここの夜景を見ながら嗜む「アップルマティーニ」が僕は大好きなんですよ、ええ。
ハイセンス且つエレガントな雰囲気。本当に大人な空間です。
しまった。ここで教えちゃうと混んじゃうかもしれないなあ。まったくもう。
⑤マッチングアプリでの実績
■アプリ合算でのトータル『イイね』(女性側からのアプローチ)数
約1,000件
■そのうち、デートをした人数
20人弱。
■そのうち、交際まで発展した人数
1人。こう見えて、僕は慎重派。交際まで発展したケースも、僕には勿体ないほど素敵な方でした。
■マッチングアプリ稼働歴
1年半。
目次
1、マッチングアプリとは
小林:早速ですが、今日はMさんにマッチングアプリについて、色々聞いてみたいと思います。よろしくお願いします。
M氏:よろしくお願いします。任せて下さい。
小林:早速ですが、マッチングアプリとはどのようなものなのですか?
M氏:そうですね。簡潔に言うと『事前に相手の事を知った上で気軽に出会えるアプリ』です。アプリに登録を行い、異性を検索したり、異性のアカウントが表示されたりして、魅力を感じる方がいれば『イイね』を送り、その方とコミュニケーションをとりたいという意思表示をします。見事、お互いに『イイね』を出し合っていればマッチング。晴れてその方とチャットが出来るようになります。まあ、この段階でメッセージを送るには課金することが必要だったりしますね。アプリの種類も色々とあるのですが、概ね上記のような流れ・仕組みですね。
小林:なるほど。そう聞くと、確かに簡単で効率が良さそうですね。そもそも、始めたきっかけはどういった経緯で?
M氏:始めたきっかけですか。うーん。そうですね。仕事にコミットする毎日も刺激に溢れていたのですが、僕はもう少しスパイスが欲しかった。このままでは自分の成長は止まるな、と。信じてもらえないかもしれませんが、僕は自分の知らない異業種の方々ともっと出会って視野を広げたいと思ってて。それが目的でした。
小林:そうなのですね。非常に誠実です。最初は恋愛を目的としていなかった、と?
M氏:勿論、今の自分の人間関係の中だけでなく、もっと広い世界で愛すべきパートナーを探すという目的もありましたよ。ただ、実際そこで出会う方々とはたとえ恋愛関係にならなくても、お話するのは楽しいですし、刺激になりましたね。
小林:そういう楽しみ方もあるのですね。ただ、知らない人がランダムに表示され、そして自分も表示されるというのは少し怖い気もします。最初から「怖さ」とか「不安」のようなものは一切なく?
M氏:確かに不特定多数の人たちに自分のプロフィールを見てもらうということには若干の「怖さ」というか。「得たいの知れない不安」みたいなものはありました。でも、、、これは性格による部分も大きいのかもしれませんが、僕は常に自分の好奇心を大切にしたくて。
怖さよりも、その先にある「まだ見ぬ世界」への欲求を優先しました。そんな自分を大切にしていきたいなって。
小林:流石です。Mさんのそういう姿勢は見習うべきかもしれません。では、マッチングアプリを始める前に準備すべきこととかってあったりします?
M氏:はい。どんな目的にしろ、自分が『イイね』をもらえないと何も始まらないサービスではあります。そういう意味ではシビアな世界です。なのでやっぱり、納得のいく自分のプロフィール写真を用意することは大事だと思います。始めたあとに替えていけばいいものかもしれませんが、一度表示されて『イイね』をしてくれなかった人の中に素敵な出会いがあったのかもしれません。そのリスクヘッジも含めて、自分の勝負写真を用意するというのは大事かと。あとは、自分の目的をハッキリさせることですね。
恋人を見つけるためか。結婚相手を見つけるためか。そこを確認したら、その目的に応じてどんな人と出会いたいのかっていうところを掘り下げる。年代とか、雰囲気とか。わかれば職種とか。
小林:結構、準備することが多そうですね。。。
M氏:まあ、あんまりアプリを使う時間を増やし過ぎても、他がおろそかになってしまうかもしれないですし。そういう意味で、効率的に進めるために、まず自分の目的をハッキリさせることは大事ですよ。
小林:「心構え」みたいなものはあります?
M氏:自論ですが、ビジュアルだけで選ぼうとしないことは結構大事かと。最近は、女性の方々が「snow」や「Ulike」などの加工アプリを使うことはもはや常識です。それで撮った写真をプロフィールに載せている方も非常に多い。実際にお会いして、プロフィール写真と同じ方もいれば全然別人に見えてしまう方も実体験としていらっしゃいました。雰囲気も実際に会ってみると違うことだって全然あるんです。でも、そこをとやかく言ったり、勝手に落胆するというのはある意味損ですよね。「会う」という意思決定をしたのは自分ですから。
小林:なるほど。具体的にはどの点を見て、『イイね』を押すべきか、ご判断されているのでしょうか。
M氏:僕の場合はプロフィールに書かれている情報はしっかり確認します。そのうえで写真を拝見し、全体的なフィーリングを感じようとします。そこでお話をしてみたいと思ったら、始めて『イイね』を押します。強いて言うなら、その方の目をしっかり見ますね。そこに「自分を惹きつける何か」を感じたら、もう迷うことなく『イイね』です。
小林:、、、そうですか。目を、、、。あとは、費用とかってかかるんですか?
M氏:費用はアプリによって違いますが、課金の場合、月3,000円~5,000円ぐらいでしょうか。合コンも立派な「出会いの場」ではあると思うのですが、そこで女性にご馳走をさせていただく際、たとえ一回でも、さらに費用がかかりますよね。それと比較すると、やっぱり高くはないと思います。健全な出費かと。
2、マッチングアプリ稼働後について
小林:では、いざマッチングアプリを使い始めたところまでお話を進めさせてください。1日でマッチングアプリを利用する頻度とか時間、タイミングを教えてください。
M氏:先ほども話しましたが、大事なのは「効率」だと思います。アプリが気になってしまい、しょっちゅうスマホを開いてしまうというのはいかがなものかと。僕の場合、平日は寝る前の15分間に集中します。通勤時間も読書等でインプットに充てたいところですが、たまにアプリも使ってます。それでも15分ですかね。平日は30分も費やしてないと思います。週末は余裕があれば見ます。ただ、休日は休日でやるべき自己投資があります。自分のライフスタイルのペースを乱すので、通知設定もOFFにしてます。使っていたとしても、恐らく30分ぐらいですよ。
小林:すごく効率の良い付き合い方(アプリとの)をされているように感じます。その、アプリを「使っている」時間というのは具体的に何をされているのですか?
M氏:アプリで表示される方々を確認して『イイね』する。マッチングの確認。チャットでのメッセージのやりとりが主なアクションです。まあ、LINEのアカウントを教え合ったりもしますので、あくまでアプリ内で完結したアクションは、先ほど話したタイミングで行ってます。LINEの返信等は寝る前だけというわけでもありません。
小林:なるほど。各アプリに関係なく上記のフローで使っていると?
M氏:フロー自体は概ね変わりません。が、使っているのはメインのものが1つです。何個も同時に稼働させたら、その分時間を使ってしまいますよね。ここが僕の考える肝の部分ですが、目的によって使うアプリも分かれてくるかと思ってます。あくまで私見なのですが、アプリ毎にボリューム層の年齢や出会いの目的(結婚や恋人探し等)が、かなり明確に分かれているような印象を受けます。
小林:では、早めに自分の目的にマッチしたアプリを見つけることが大事ってことですね?
M氏:その通りです!課金もするとなると、その分、費用もかかりますしね。
なので、まずはやってみたいサービスを最低半月ぐらいは無料会員で試してみた方が良いと思ってます。その無料の期間で
①どういった会員層に利用されているのか。
②アプリ自体の使い方を把握
③無料会員でも『イイね』を送ったり、マッチングを確認できるものもあるのでそこで感触を確認。
④③の感触確認のために、『いいね』をするために必要な『ポイント』をログイン等で貯められるので、それをストックしておく。
上記のような使い方で分かる情報があります。こうしてそれぞれのアプリの特色を課金前に見極められたりするので、いきなり課金する人よりもアドバンテージを持った上で優良課金ユーザーになれているのではないかと思います。
小林:奥が深いですね。では、注意すべき点とかはありますか?
M氏:一番気をつけなくてはいけないのは、チャット上での言葉遣い、マナーですかね。対面しないオンラインという場では、強気になっていきなりタメ口を使ったり、失礼なことを言う人が多いようです。でも、そういう方は自分が相手の立場になってみた場合、どう思うかを考えたほうがいいと思います。
僕が女性だった場合、十中八九、そういう方は相手にしないと思いますので。
小林:オンラインでも紳士であれ、と。納得です。他には大事にしていることはありますか?
M氏:費用をかけすぎないようにすることです。仕事の状況なども加味して、無駄な課金をしないようにしています。課金しても忙しくて使えないなんて、あってはなりませんからね。
あとは焦らないことです。せっかくマッチングしていても、焦っていきなりLINEのアカウントを聞いたりすると相手によっては無礼だと思う方もいます。相手方の温度感や目的に合わせることは本当に大事です。
小林:話を聞いていると、オンラインでもオフラインでも、対人関係で大事なことは変わらないのかもしれませんね。
M氏:そうです。僕なんかは変わる方がおかしいと思ってますよ。ハイ。
3、おススメのマッチングアプリ
小林:取材も終盤に差し掛かって参りました。最後に、おすすめのマッチングアプリを、ズバリお答えいただけると。
M氏:待ってました。では、あくまで私見で恐縮ですがおすすめのマッチングアプリをご紹介させていただきます。
~M氏セレクション!おススメのマッチングアプリ~
登録者数が多く、さまざまな世代の人とお話ができるアプリですね。安定ですよ。
・with
20代の若い世代が多いですかね。僕と同世代も多いので友人を作るのに最適かと。
・ペアーズ
デザインやシステム等が個人的に一番使いやすいと感じます。初めての方にはおススメです。
婚活に本気な方が多い印象です。僕はまだ少し早かったかもしれませんが、ご自身の温度感が高まってきたタイミングでご利用するといいかもしれません。
デートを楽しみたい方にお勧めです。少し登録のハードルが高い印象がありますが、その分素敵な出会いがあるかもしれませんね。
4、まとめ
いかがでしたでしょう?
マッチングアプリのメリットが「効率」と「費用」であることが、取材したこちらにも強く伝わってくるお話でした。是非、皆様にもこの記事が何かの役に立てばと願う次第です。
現場からは以上です!