怒り狂った新卒をサウナ(マルシンスパ)に連れていき、私は九死に一生を得た。
小林さん、表出てもらっていいですか?
これはある日の終業後、新卒1年目のKが私に放った言葉である。
お茶目な部分もあるが、礼儀正しく仕事に真摯に向き合う優秀な新卒1年目の後輩K。
そんな男が目を血走らせ、ボクシング等で使用される、拳を保護するためのバンテージを巻きだしていた。
理由は分からない。しかし、非常にマズい自体だった。とにかく、キレているのだ。私の発言によって、何かしらのストレスが奴にかかったことはマチガイない。そしてその結露としての怒り=暴力を行使しようとしていた。
その時点の私には、選択肢があった。
①謝る(この場合は土下座が相場である)。
②いちかバチか、表に出てみる。
③もう少し場をつないで様子を見る。
①をまず考えた。痛い思いをするぐらいなら謝って済ませたいのが私のポリシーだ。
ただ、土下座をしても許してもらえる保証はない。その場合は土下座損である。
②を考えたが、正直に言うと自信がなかった。なぜなら、「Kは喧嘩が強いらしい」という、まことしやかな噂を社内で聴いたことがあるからだ。もし、それが事実だとしたらこの選択は自殺行為だろう。
ということで、今は③で粘ることにした。自販機でコーヒーを買い、Kに渡す。
しかし、、、
律儀に缶コーヒーを一気飲みし、それを握り潰した。
もはや土下座をしても難しそうだった。逃げられない。どうにかして、この凶暴な新卒の怒りを鎮めないといけない。怒りを鎮めるためには、どうすればいいのか、、、、。
そうだ、サウナに連れて行こう!
ということで、土下座と同程度の自尊心を犠牲に媚びへつらい、怒れる新卒を
サウナに連れて行ったので、その様子をレポートしてまいります
【目次】
1、何故サウナなのか。
突拍子もない解決手段かもしれないが、サウナは特効薬であると思っている。サウナによる快楽を「ととのう」と表現することがメジャーになっているが、私はその言葉ではまだ弱いと思う。私の言葉で言うなら「ガンギマり」か。「ととのった~!」というよりは「キマっちまった、、、!」という感覚が強い。キマり方次第では「これは合法なのだろうか、、、?」と思うほど、サウナにヤラれてしまうこともある。
入り方としては
サウナ(8分~12分程度)→水風呂(1分~2分程度)→休憩・外気浴(10分)
これを大体3セットぐらい繰り返すのである。
諸説あるようだが、このサウナ浴の方法を用いることでエンドルフィンとかオキシトシン、セロトニンとかいう、端的に言うと「ヤバい」脳内ホルモンが分泌されて、気持ち良くなってくるとか。(ただ、快楽までは脳内に到達しないという説もあり、まだ仮説段階だそうな)
参考:https://finders.me/articles.php?id=435
つまり、怒りを上回る快楽へ奴を導いてやれば、私は事なきを得るだろうというのが
サウナに連れていく狙いである。
2、笹塚「マルシンスパ」レポート
(1)笹塚闊歩 ~ステゴロ無敗?の新卒を連れて~
ということで、会社を出ても臨戦態勢継続中の新卒Kを連れ、お目当てのサウナを目指して電車に乗りやってきた街は笹塚である。
京王線で新宿から5分程度。渋谷から15分程度の都会に位置する街であるが、繁華街ほどのバイオレンス臭はなく、それでいて駅前は賑やかであり、比較的新しいショッピングモールもあれば食事をする店にも困らない。控えめに言ってもクソ丁度いい街と言えるだろう。
その笹塚駅の改札を出て左に進み、飲食店やパチンコが並ぶ小道を甲州街道沿いに代田橋方面に歩くこと約2分。天空のアジト「マルシンスパ」の看板が見える。
徒歩2分ほどの間も新卒の低い唸り声のような「まだですか?」という言葉が何度も私を震え上がらせた。このぐらいの距離が限界だったろう。
看板の真下にあるエレベーターから最上階である10階に上がる。
(2)マルシンスパ店内へ潜入
エレベーターで10階に上がり、マルシンスパへ。
なんとこの日はロッカーが満杯で入店待ちとのこと。昨今のサウナブームにより、入店待ちはもはや珍しくないという。
お店にいかれる方は、事前にマルシンスパ公式twitterにて混雑状況を確認してみるといいかと思います。(「入店待ちとかふざけんな」と新卒に詰められる前に確認したほうがいいです)
(2)入店から浴室までのフロー
待つこと、3分程だろうか。お客さんが2名ほど退店したところで私たちもいざ入店。
料金表は以下の通りである。
※料金改定があり、2020年1月3日(金)より、
【平日】
通常入浴(12時間)は2,550円、3時間で2,040円、90分で1,530円とのこと。
【土曜・日曜・祝日】
通常入浴(12時間)は2,750円、3時間で2,240円、90分で1,730円とのこと。
この日店に到着したのは21時を少し過ぎた頃合い。終電までに時間もあるので、3時間コースを選択。財布を出す気配は愚か、こちらに殺気ビンビンの視線を送るKのプレッシャーの前に打つ手もなく、私は2名分の料金を支払うことに。(分かってはいたが、、、)
支払いを済ませ、館内着とタオル(フェイスタオルとバスタオル)が入ったナイロンバッグを受け取り、ロッカーにてお着換え。
(3)マルシンスパの浴室レポート(詳細は他の媒体で確認したほうが丁寧かもしれません)
浴室・脱衣所は店内にある階段を上った場所にある。脱衣所には鍵無しの簡易なロッカーがあり、そこに着ていた館内着やバスタオルを入れる。同じ場所に体重計、洗面台(ドライヤーやヘアトニック、スキンローション完備)が並ぶ。そしてウォーターサーバーも常温と冷水の2種類あり、ペットボトルの飲み物を持ち込まなくていいのが大変有難い。館内着を脱ぎ、ある意味戦闘モードになり、いざ浴室へ。
浴室はこんな感じ。どのブログでも書いてるが、ここは風呂より水風呂のほうがデカいのだ。下調べをせずに初めて来る人は大体間違える。アメニティもボディソープやシャンプー、洗顔料はもちろんのこと、剃刀、シェービングフォーム、軽石、使い捨て歯ブラシと歯磨き粉、洗体用タオル等完備されている。
それらを使い、まずは身体を綺麗にしてやる。そして、フェイスタオルで一旦身体を拭き、いざサウナへ。
マルシンスパのサウナはそこまで広くなく、8人が適切、思いっきり詰めてもらって10人が限界である。この日もサウナ内は満杯だったが、2分ほど待つと入れた。
大体90度ほどだろうか。ドライ過ぎず、身体の内側から温まっていくような心地良さがマルシンスパのサウナにはある。「サウナは最高で5分以上入っていたことはない」と言っていた新卒Kも、ここではなんと12分も入り続けることが出来た。が、「そろそろアツいぞ。干からびさせるつもりか?てめえ」の一言により、サウナを出ることに。
その後はかけ湯をして汗を流す(これはマナー)。そして水風呂へ。
ここの水風呂は18度程度とそこまで冷たくはないが、それがまた何分でも入ってられそうで心地良いのだ。そして、その深さも素晴らしい。蒸しに蒸した全身をしっかり冷却してくれるのである。
余談だが、ここで「うぉあ~!気持ち良いっすねえ!!!」と浴室に響き渡るような声をKが発し、少し恥ずかしかった。そして水風呂で身体を冷やしたあとは、いざマルシンスパの名所「外気浴スポット」での休憩へ。
(4)マルシンスパの外気浴のヤバさ
マルシンスパの外気浴スポットはビル11階の、非常階段と思われる場所である。
笹塚はそこまで大きなビルがなく、非常に見晴らしがよい。(写真はブレているが、、、)そんな中で、心地よく冷たい外気にさらされながら身体が体温を調整しようと内側から身体全体に熱を送ろうとする感覚がじわじわと迫る。そして、脳みその皺が全て伸びきっていくような感覚。この状態が非常に心地よく、宙に浮いているような錯覚を覚えるのだ。
この日は天気も良く、乾燥気味だったせいか夜の景色が非常に澄んでおり、そこから転々と灯る窓の光たちがやたらに輝いていた。
しかし、なにやら隣が騒がしい。そこで横を見ると、、、
な、泣いている、、、、!
奴は冬の寒空の下、裸の上体ですすり泣いていた。どんどんその音は大きくなっていくがそ、幸運にも他のお客さんはいなかった。
K:いや、最近なんていうか自分の思い通りにいかないことが多くて。かなり心が殺気立ってたんですけど、、、etc。
そう言いながら、奴は自分の日常について語り出した。プライベートなことなのでココでは伏せるが、色々とあるようだった。
ただ、確実に言えることがある。それは、仕事の話題は一切出なかったことだ。
(何故、怒りの対象が私なのか、、、)
しかし、外気浴が数分経った頃には、すっかりKの表情から怒りが消えていたことも確かである。
そうして、私たちはサウナ→水風呂→外気浴を3セット繰り返した。
(5)マルシンスパでの宴
浴室から出て、館内着に改めて袖を通し、下のフロアにあるレストランに移動する。
お目当てはもちろん、マルシンスパ名物のオロポカリ(オロナミンCとポカリを割った飲料)である。
これまた名物の笹塚チャーシューも注文。肉厚だが柔らかく、美味くないはずがない。
ただ、なぜ笹塚=チャーシューなのかは謎だ。
K:これもうまいっすね~!!!!!!
何度でも言うが、美味いはずである。人の金だ。
食後は休憩スペースにあるリクライニングチェアでゴロゴロする。漫画も多数揃っており、まさにここは楽園であった、、、!
3、総括
何はともあれ、あれだけ怒り狂っていた新卒がすっかりご機嫌になるほど、マルシンスパは素晴らしい施設であった。そして、一時は死すらも覚悟した私も、無事に一日を終えることが出来た。ありがとうマルシンスパ!!
4、店舗詳細
サウナマルシンスパ
所在地:〒151-0073
東京都渋谷区笹塚1丁目58-6 マルシンビル10F
アクセスマップはこちら→http://marushinspa.jp/access/
電話番号:03-3376-5225
営業時間:24時間営業
定休日:元旦(設備メンテナンスのため臨時休業する場合があります。)
毎月第1月曜日(祝祭日除く、変更の可能性あり)
現場からは以上です!
意識の高過ぎる後輩がマッチングアプリについて色々と教えてくれるというので取材してみた。
※この記事の内容はフィクションも誇張も含み、非常にフワッとしててアレですが基本的に取材内容そのままです。
クリスマスが近い。
どんどん近づいてきている。すごい近づいてきている。
そして世間ではそれを楽しみにするものと危機感を抱くものの2種類の人間がいるようだが、どうやら今年も私は後者のようだ。いや、もはや危機感というより、絶望に近いものをなうで感じている。その日も私は、この時期のテーマソングであるマライア・キャリーのアレを聴きながら「死んだ目」でPCを見つめ、仕事をしていた。
そんな私を見兼ねてか、後輩のM(年下)が声をかけてきた。
後輩M:「小林さん、顔つきが暗いですよ。クリスマスのことでお悩みですか?でしたら僕の話を聞いてください。諦めたらそこで試合終了です。小林さん、今こそ『マッチングアプリ』を使うんです。もはや手段はそれしか残されてません。一歩踏み出す勇気が持てないなら、この僕が説明しますよ?」
小林: ・・・ああ。ありがとう。でもやめとこうかな。。。(チッ!後輩の癖に、、、余計なお世話だバカヤロー)
後輩M:いいんですか?絶対後悔しますよ?
小林:ぐぬぬ、、、。
ということで(多少強引だが)、忙しい日々を送りながらもしっかりと出会いの機会を自ら創り出すことを怠らない「意識高い系(少しめんどくさい)」ビジネスパースンであるこの後輩に、彼の武器である
【マッチングアプリ】
について話を聴いてまいりましたので、その模様をレポートします。
~取材対象者M氏について~
①スペック
東京都目黒区在住。26歳の独身です。
仕事はインターネット広告のアカウント・エグゼクティブ(編集部注※要するに営業職)です。
②趣味
仕事です。もちろん、自分の最優先は仕事でしかない。いつも「ベストを尽くしたか?」って自分に問いかけてますよ。
③座右の銘
「one for all all for one」「一燈照隅」「呼吸をするかの如く『提案』しろ」
④必殺デートスポット
ここは秘密にしたいところですが、お気に入りは渋谷にある「Legato」ですね。
ここの夜景を見ながら嗜む「アップルマティーニ」が僕は大好きなんですよ、ええ。
ハイセンス且つエレガントな雰囲気。本当に大人な空間です。
しまった。ここで教えちゃうと混んじゃうかもしれないなあ。まったくもう。
⑤マッチングアプリでの実績
■アプリ合算でのトータル『イイね』(女性側からのアプローチ)数
約1,000件
■そのうち、デートをした人数
20人弱。
■そのうち、交際まで発展した人数
1人。こう見えて、僕は慎重派。交際まで発展したケースも、僕には勿体ないほど素敵な方でした。
■マッチングアプリ稼働歴
1年半。
目次
1、マッチングアプリとは
小林:早速ですが、今日はMさんにマッチングアプリについて、色々聞いてみたいと思います。よろしくお願いします。
M氏:よろしくお願いします。任せて下さい。
小林:早速ですが、マッチングアプリとはどのようなものなのですか?
M氏:そうですね。簡潔に言うと『事前に相手の事を知った上で気軽に出会えるアプリ』です。アプリに登録を行い、異性を検索したり、異性のアカウントが表示されたりして、魅力を感じる方がいれば『イイね』を送り、その方とコミュニケーションをとりたいという意思表示をします。見事、お互いに『イイね』を出し合っていればマッチング。晴れてその方とチャットが出来るようになります。まあ、この段階でメッセージを送るには課金することが必要だったりしますね。アプリの種類も色々とあるのですが、概ね上記のような流れ・仕組みですね。
小林:なるほど。そう聞くと、確かに簡単で効率が良さそうですね。そもそも、始めたきっかけはどういった経緯で?
M氏:始めたきっかけですか。うーん。そうですね。仕事にコミットする毎日も刺激に溢れていたのですが、僕はもう少しスパイスが欲しかった。このままでは自分の成長は止まるな、と。信じてもらえないかもしれませんが、僕は自分の知らない異業種の方々ともっと出会って視野を広げたいと思ってて。それが目的でした。
小林:そうなのですね。非常に誠実です。最初は恋愛を目的としていなかった、と?
M氏:勿論、今の自分の人間関係の中だけでなく、もっと広い世界で愛すべきパートナーを探すという目的もありましたよ。ただ、実際そこで出会う方々とはたとえ恋愛関係にならなくても、お話するのは楽しいですし、刺激になりましたね。
小林:そういう楽しみ方もあるのですね。ただ、知らない人がランダムに表示され、そして自分も表示されるというのは少し怖い気もします。最初から「怖さ」とか「不安」のようなものは一切なく?
M氏:確かに不特定多数の人たちに自分のプロフィールを見てもらうということには若干の「怖さ」というか。「得たいの知れない不安」みたいなものはありました。でも、、、これは性格による部分も大きいのかもしれませんが、僕は常に自分の好奇心を大切にしたくて。
怖さよりも、その先にある「まだ見ぬ世界」への欲求を優先しました。そんな自分を大切にしていきたいなって。
小林:流石です。Mさんのそういう姿勢は見習うべきかもしれません。では、マッチングアプリを始める前に準備すべきこととかってあったりします?
M氏:はい。どんな目的にしろ、自分が『イイね』をもらえないと何も始まらないサービスではあります。そういう意味ではシビアな世界です。なのでやっぱり、納得のいく自分のプロフィール写真を用意することは大事だと思います。始めたあとに替えていけばいいものかもしれませんが、一度表示されて『イイね』をしてくれなかった人の中に素敵な出会いがあったのかもしれません。そのリスクヘッジも含めて、自分の勝負写真を用意するというのは大事かと。あとは、自分の目的をハッキリさせることですね。
恋人を見つけるためか。結婚相手を見つけるためか。そこを確認したら、その目的に応じてどんな人と出会いたいのかっていうところを掘り下げる。年代とか、雰囲気とか。わかれば職種とか。
小林:結構、準備することが多そうですね。。。
M氏:まあ、あんまりアプリを使う時間を増やし過ぎても、他がおろそかになってしまうかもしれないですし。そういう意味で、効率的に進めるために、まず自分の目的をハッキリさせることは大事ですよ。
小林:「心構え」みたいなものはあります?
M氏:自論ですが、ビジュアルだけで選ぼうとしないことは結構大事かと。最近は、女性の方々が「snow」や「Ulike」などの加工アプリを使うことはもはや常識です。それで撮った写真をプロフィールに載せている方も非常に多い。実際にお会いして、プロフィール写真と同じ方もいれば全然別人に見えてしまう方も実体験としていらっしゃいました。雰囲気も実際に会ってみると違うことだって全然あるんです。でも、そこをとやかく言ったり、勝手に落胆するというのはある意味損ですよね。「会う」という意思決定をしたのは自分ですから。
小林:なるほど。具体的にはどの点を見て、『イイね』を押すべきか、ご判断されているのでしょうか。
M氏:僕の場合はプロフィールに書かれている情報はしっかり確認します。そのうえで写真を拝見し、全体的なフィーリングを感じようとします。そこでお話をしてみたいと思ったら、始めて『イイね』を押します。強いて言うなら、その方の目をしっかり見ますね。そこに「自分を惹きつける何か」を感じたら、もう迷うことなく『イイね』です。
小林:、、、そうですか。目を、、、。あとは、費用とかってかかるんですか?
M氏:費用はアプリによって違いますが、課金の場合、月3,000円~5,000円ぐらいでしょうか。合コンも立派な「出会いの場」ではあると思うのですが、そこで女性にご馳走をさせていただく際、たとえ一回でも、さらに費用がかかりますよね。それと比較すると、やっぱり高くはないと思います。健全な出費かと。
2、マッチングアプリ稼働後について
小林:では、いざマッチングアプリを使い始めたところまでお話を進めさせてください。1日でマッチングアプリを利用する頻度とか時間、タイミングを教えてください。
M氏:先ほども話しましたが、大事なのは「効率」だと思います。アプリが気になってしまい、しょっちゅうスマホを開いてしまうというのはいかがなものかと。僕の場合、平日は寝る前の15分間に集中します。通勤時間も読書等でインプットに充てたいところですが、たまにアプリも使ってます。それでも15分ですかね。平日は30分も費やしてないと思います。週末は余裕があれば見ます。ただ、休日は休日でやるべき自己投資があります。自分のライフスタイルのペースを乱すので、通知設定もOFFにしてます。使っていたとしても、恐らく30分ぐらいですよ。
小林:すごく効率の良い付き合い方(アプリとの)をされているように感じます。その、アプリを「使っている」時間というのは具体的に何をされているのですか?
M氏:アプリで表示される方々を確認して『イイね』する。マッチングの確認。チャットでのメッセージのやりとりが主なアクションです。まあ、LINEのアカウントを教え合ったりもしますので、あくまでアプリ内で完結したアクションは、先ほど話したタイミングで行ってます。LINEの返信等は寝る前だけというわけでもありません。
小林:なるほど。各アプリに関係なく上記のフローで使っていると?
M氏:フロー自体は概ね変わりません。が、使っているのはメインのものが1つです。何個も同時に稼働させたら、その分時間を使ってしまいますよね。ここが僕の考える肝の部分ですが、目的によって使うアプリも分かれてくるかと思ってます。あくまで私見なのですが、アプリ毎にボリューム層の年齢や出会いの目的(結婚や恋人探し等)が、かなり明確に分かれているような印象を受けます。
小林:では、早めに自分の目的にマッチしたアプリを見つけることが大事ってことですね?
M氏:その通りです!課金もするとなると、その分、費用もかかりますしね。
なので、まずはやってみたいサービスを最低半月ぐらいは無料会員で試してみた方が良いと思ってます。その無料の期間で
①どういった会員層に利用されているのか。
②アプリ自体の使い方を把握
③無料会員でも『イイね』を送ったり、マッチングを確認できるものもあるのでそこで感触を確認。
④③の感触確認のために、『いいね』をするために必要な『ポイント』をログイン等で貯められるので、それをストックしておく。
上記のような使い方で分かる情報があります。こうしてそれぞれのアプリの特色を課金前に見極められたりするので、いきなり課金する人よりもアドバンテージを持った上で優良課金ユーザーになれているのではないかと思います。
小林:奥が深いですね。では、注意すべき点とかはありますか?
M氏:一番気をつけなくてはいけないのは、チャット上での言葉遣い、マナーですかね。対面しないオンラインという場では、強気になっていきなりタメ口を使ったり、失礼なことを言う人が多いようです。でも、そういう方は自分が相手の立場になってみた場合、どう思うかを考えたほうがいいと思います。
僕が女性だった場合、十中八九、そういう方は相手にしないと思いますので。
小林:オンラインでも紳士であれ、と。納得です。他には大事にしていることはありますか?
M氏:費用をかけすぎないようにすることです。仕事の状況なども加味して、無駄な課金をしないようにしています。課金しても忙しくて使えないなんて、あってはなりませんからね。
あとは焦らないことです。せっかくマッチングしていても、焦っていきなりLINEのアカウントを聞いたりすると相手によっては無礼だと思う方もいます。相手方の温度感や目的に合わせることは本当に大事です。
小林:話を聞いていると、オンラインでもオフラインでも、対人関係で大事なことは変わらないのかもしれませんね。
M氏:そうです。僕なんかは変わる方がおかしいと思ってますよ。ハイ。
3、おススメのマッチングアプリ
小林:取材も終盤に差し掛かって参りました。最後に、おすすめのマッチングアプリを、ズバリお答えいただけると。
M氏:待ってました。では、あくまで私見で恐縮ですがおすすめのマッチングアプリをご紹介させていただきます。
~M氏セレクション!おススメのマッチングアプリ~
登録者数が多く、さまざまな世代の人とお話ができるアプリですね。安定ですよ。
・with
20代の若い世代が多いですかね。僕と同世代も多いので友人を作るのに最適かと。
・ペアーズ
デザインやシステム等が個人的に一番使いやすいと感じます。初めての方にはおススメです。
婚活に本気な方が多い印象です。僕はまだ少し早かったかもしれませんが、ご自身の温度感が高まってきたタイミングでご利用するといいかもしれません。
デートを楽しみたい方にお勧めです。少し登録のハードルが高い印象がありますが、その分素敵な出会いがあるかもしれませんね。
4、まとめ
いかがでしたでしょう?
マッチングアプリのメリットが「効率」と「費用」であることが、取材したこちらにも強く伝わってくるお話でした。是非、皆様にもこの記事が何かの役に立てばと願う次第です。
現場からは以上です!